私たちが在宅ケアを支えます

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医療関係機関

診療所(医科)

 やっぱり、病気になっても、障がいを持っても住み慣れた家で暮らしていたい。
そういう思いをできる限り支えるために訪問診療はあります。
 近年、医療は進み、病気になったり事故にあっても命は取り留められるようになりました。しかし障がいを持ったままの生活は余儀なくされてきています。
 どんなにがんばっても何時かは訪れる死と向き合い、よりよく生きることがよりよき死につながると考えられる方が増えてきました。よりよく生きるためには自分なりの生活が大切です。生活の一部に医療がある、そんな環境づくりのために訪問診療をご利用いただきたいと思います。
 まずは東区で作成した在宅ケアについての冊子をお読みいただき、ご自分の「かかりつけ医」にご相談ください。

診療所(歯科)

 口腔は、「食べる事」、「息をする事」の入り口でもあり、生きていくためになくてはならないところです。人がその人らしく生きていくためにかかせない口腔。寝たきりなどで,歯科医院に通院できない方のために、歯科医院および新潟市歯科医師会では、下記のような取り組みをしています。

【無料 在宅訪問歯科健診】
 歯科医院では、寝たきりなどのため,通院して歯科診療を受けられない方のために訪問診療を行っています。その初回に、歯科医師がご自宅にお伺いし歯科健診を行う無料の制度があります。その後治療が必要になった場合の歯科治療は、原則として保険診療の範囲内となります。

【訪問 口腔ケア・ 摂食嚥下リハビリテーション】
 寝たきりなどの方で、歯や口腔の健康が損なわれると、「よく咬めない、のみこめない事による状態の悪化」・「口の中の衛生状態悪化、機能低下による誤嚥性肺炎」などが起きてきます。
 口の中の衛生状態悪化防止のために、歯科医師や歯科衛生士が訪問し、専門的なお口のケア(訪問 口腔ケア)を行っています。

口腔ケアを行う事で、「誤嚥性肺炎・窒息を防ぐ」・「食事がおいしくなる(減塩効果にもつながる)」・「口臭が無くなってくる(家族・人とのコミュニケーションの回復)」・「むし歯、歯周病を防ぐ」と良い事がたくさんあります。介護保険に認定されている方は介護保険で利用できます。
また、飲み物を摂る際や食事の際に、飲み込みにくい、むせるといった方の改善のために新潟市歯科医師会では「摂食嚥下リハビリテーション 」に取り組んでいます。
上記サービスを提供している歯科医院と、提供していない歯科医院があります。問い合わせ先は、

  • かかりつけの歯科医院があれば、かかりつけ歯科医院
  • 東区役所健康福祉課健康増進係(025-250-2340)
  • 新潟市歯科医師会(025-244-5231)

病院

山の下圏域には4つの病院があります。

病院名

標榜科(外来診療の有無は各病院にご確認ください)

桑名病院

脳神経外科/循環器内科/消化器内科/消化器外科/内科 外科/整形外科/リハビリテーション科/肛門外科/麻酔科

河渡病院

精神科/心療内科(内科/歯科は入院患者のみ)

末広橋病院

精神科/内科

新潟臨港病院

内科/呼吸器内科/循環器内科/消化器内科/リウマチ科 アレルギー科/腎臓内科/外科/消化器外科/整形外科 肛門外科/リハビリテーション科/皮膚科/泌尿器科/眼科 耳鼻咽喉科/産婦人科/歯科口腔外科/放射線科/麻酔科

診療できる病気はそれぞれ異なります。各病院の専門性を十分に生かした連携を行うことで、患者さんのニーズに合った医療を提供できるよう病病連携、病診連携を行っています。(「病病連携」とは病院と病院の役割分担を意味し、「病診連携」とは病院と開業医の先生方とのつながりを指します。)
また、医療の連携だけではなく保健や福祉の関係機関との「医療・福祉連携」にも各病院が専門性に基づいた取り組みをしています。


訪問看護ステーション

問1 訪問看護って何ですか?

病気や障害を持つ人に対して、看護師や理学療法士がその人の生活の場にうかがって、看護やリハビリなどを行うことです。

問2 どうすれば訪問看護を利用できるのですか?

相談は、主治医・ケアマネジャー・地域包括支援センター・保健センター・病院ケースワーカー・訪問看護ステーションなどにご相談下さい。
ご利用するには、担当医師からの【訪問看護指示書】が必要となります。

問3 介護認定を受けていないと利用できないのですか?

いいえ・・・介護認定を受けていなくても、医療保険でのご利用ができますし、保険の種類により軽減措置も受けられます。

問4 寝たきり状態でないと利用できないのですか?

いいえ・・・要支援の方でもご利用ができます。

問5 訪問看護を利用する方はどんな方々ですか?

医療機器を装着ている方・必要がある方病状で通院が困難な方
退院後の生活に不安を感じる方・介護の負担が大きい方
入退院を繰り返されている方・ターミナル(終末期)ケアを望まれる方
独居や、高齢者世帯で自分の健康に不安を感じる方・・・などです。

問6 具体的な内容を教えてください。

@直接看護や介護の方法を教えます。
A在宅生活で起きている問題を発見・予測し、看護の判断を行い、主治医や介護サービス事業者などと情報の提供や共有を図ります。
B家族への労いと励ましを行い、できるだけ長く介護が続けられるように、家族の健康にも気配りを行います
D在宅での生活を安心して過ごせるように、24時間365日いつでも電話で相談ができますし、必要な状況によりご自宅を訪問します。

*病気を持っても、安心して在宅で過ごされるためにいつでもご相談下さい。


調剤薬局

 在宅療養中の患者さんに対して、薬剤師が患者さん宅を訪問し、薬の使用状況、病状や心身の状態などを薬剤師の目を通して把握したうえで、患者さんが適正に薬を使用していただける様、次のようなサービスを提供します。

  • 自宅へ薬をお届け
  • 患者さんの状態に適した調剤
    医師の指示または医師と相談の上、錠剤・カプセルの粉砕、1包化等を行います。
  • 薬に関する情報提供と残薬や副作用などの確認、相互作用のチェック
    処方された薬の説明・使用方法・保管方法など説明します。また、患者さんの状態、薬の使用状況などを確認し、有効性や副作用の有無などを判断し、問題があれば医師に報告し対応にあたります。薬と薬、薬と飲食物等の飲み合わせの確認を行います。
  • 介護用品・医療材料などの供給・相談

 医師・看護師・ケアマネジャー等の介護関係者と連携し、患者さんの生活レベル向上のサポートをいたします。